リフォーム箇所別

二世帯住宅にしたい

二世帯住宅では、建物の分割方法によって費用がかなり変わるので、メリット・デメリットも異なります。 玄関・キッチン・浴室など大きなスペースから、インターホン・ポストなど細かな設備まで、二世帯が互いの生活をどこまで共有、分離するかを事前にきっちり話し合うことが肝心です。昭和56年以前の建物の場合は、現行建築基準法に適用しない為、新築の方が安い費用で済む場合もありますので事前の方針決定は慎重に行いましょう。

子供部屋を増やしたい・防音室が欲しい

一戸建ての場合は大抵のリフォームが可能ですが、法律や条例による制約や、構造上動かしたり取り除いたりできない柱や壁もありますので、専門家の意見を聞くことが重要です。特に平屋に2階を増築する場合には、構造上の強度を満たす様考慮しなければいけません。 防音室を作る際は、防音専門の業者に依頼して、材料だけでなく何より重要な、音を漏らさない施工をしっかりとしてもらいましょう。 マンションの場合も間取りの変更は可能ですが、監理規約等により制限は一戸建てよりも増えます。

防犯を強化したい

「人感知センサーの取り付け」や「玉砂利を敷く」などは手軽に出来る防犯対策です。「ドアの鍵を二重にする」、「窓に格子やシャッターを取り付ける」といった対策も有効です。 防火対策として「ガス漏れセンサーや漏電ブレーカーの設置」「耐火性の高い壁材の使用」「窓ガラスを網入ガラスに替える」等があります。 更なる強化策として、コストは掛かりますが、「警備会社と個人住宅用のセキュリティ契約をする」方法もあります。

雨漏りをなおしたい

雨漏りの原因は様々ですが早急に原因を突き止めて根本的な対策を講じましょう。目につかない部分での漏れもあり放っておくと屋根の下地が腐食し、大がかりな改修工事が必要となります。 屋根と雨どいは5年に一度、定期的な点検とメンテナンスを行うなど小まめな手入れをすることで、修繕費用を抑えながら家を長持ちさせることに繋がります。

外壁のペンキを塗り直したい

大きなひび割れは、問題が基礎部分に生じているケースがあります。専門家のチェックを受けた上で、きちんと補修をし、塗装する様にしましょう。外壁のひび割れが下地を腐食させる原因となることがあります。

水廻りをなんとかしたい

キッチン、トイレ、浴室などの水廻りは老朽化が進み易いので、早めの対策を行うようにしましょう。放っておくと、カビ、腐り、害虫の発生等、家全体に関わる問題に繋がります。 リフォームが完成しても、またすぐに配管工事が必要な事態に陥らない為、浴室等の全面的な改装を行う場合は配管も新規の物に替えることが大切です。毎日の生活に不可欠な箇所ですので、工事期間の確認を忘れずに。

バリアフリーにしたい

「家庭用エレベーターの設置」「段差をフラットにする」「手摺りの取り付け」「引き戸にする」等、近頃は高齢者向け住宅やリフォームへの注目が高まっています。 あまりに早く対策を講じて、実際に使う頃には条件が合わなくなり、無駄になってしまっては意味がないので、今すぐに必要がない場合は、設置する為のスペースを確保して将来に備えるというのが賢明でしょう。使う人の身になって考えることが大切です。

耐震診断をして、弱い箇所を補強したい

耐震診断は、是非、専門家である「住耐震・リフォームアドバイザー」の資格を持った建築士にご依頼下さい。(因みに、弊社建築士はこの資格を取得しております) 不安な点や欠陥があれば補強方法をご提案する為に、基礎、土台、梁、柱、屋根等の構造体の調査をし、建築年数や地盤状況等と合わせて総合的に評価、診断いたします。 当建築士事務所の所在地である東京都の場合は、都から調査費の一部が補填される場合もありますので、ご相談ください。

リフォーム業者の選び方

  1. Point 1お値段

    同じサービス、施工、商品ならば安い方が良いのはもちろんですが、安さだけを重視してリフォームを失敗してしまうケースが多いのも実状です。

    リフォーム業者が適正な価格を出しているか、ウェブやリフォームイベント等の情報を調べて、是非ご確認下さい。相見積りするのも1つの手段です。その場合は3社以内に収めると、迷いに迷って業者を選べなくなってしまうといったことを防げます。
    相見積りを行う際には、価格以外に、その会社の姿勢やサービス、提案内容をしっかりと見る事が大切です。

    大手会社は有名だからという理由からついつい依頼をしてしまいがちですが、大手の会社は高い販促コストを掛けていたり、店舗経費が高かったりすることから、リフォーム価格が高くなってしまいます。そちらも検討の余地に入れておきましょう。

    見積りに関しても注意が必要です。設備機器部材のメーカー品番、価格、数量などが具体的に書かれているか、項目毎に費用の明細が分かり易くなっているかを確認しましょう。

  2. Point 2設計デザイン力/提案力

    設計デザインに関しても有名な大手の会社のほうが安心感があり、有名な大手会社を使ってしまいがちです。 しかし、大手の会社の営業マンはリフォーム知識が少ない方が多く、デザインに関しても、提案に関しても、しっかりと出来ないケースが多いです。デザイン、提案力のある会社は、お客様のヒアリングをしっかりと行い、それに見合った提案をしてくれます。 また、自分の思っていたデザインと実際のものが違う!というケースもあります。しっかり、分かり易くプランニングを説明してくれて、デザインに関しても分かり易い設計図や手法を使っている業者を選ぶことが大切です。

  3. Point 3サービス

    リフォーム業者の営業マン、プランナー、そして職人。リフォームは他人をお家に入れることになりますので、業者の姿勢や対応は、価格やデザインとはまた別に見たい大事なポイントです。例えば、親身になって話を聞いてくれるか?笑顔で明るく元気に対応してくれるか?など、自分の気になるポイントをしっかり気に掛けてくれるリフォーム業者を選びましょう。 価格が殆ど変わらないとしたら、自分のこういったサービスを気にして、相性に合う業者を選ぶのがよいでしょう。

  4. Point 4施工実績

    業者の施工事例・施工実績はしっかり確認をしておきましょう。その会社がこれまでにどんな工事を行ってきたのか?その会社が最近実際に施工を行っているのか?その会社の得意分野は?など色々な情報が見えてきます。 施工実績を見れば、その会社のリフォームがわかるといっても過言ではありません。

    また、施工を自社で行っているかどうかも大きなポイントです。自社で施工を行っていない場合は、間違ったイメージを他社の職人に伝えてしまい、イメージと完成が大きく変わってしまったというケースもあります。

  5. Point 5アフターサービス

    工事が終わったあとに気になるのは、アフターサービスです。 保証はしっかりしているか?工事完了後も対応を丁寧にしてくれるか?など工事を行う前にしっかりと確認しておきましょう。ちゃんとしていない会社の場合は、このあたりでごまかす会社も。